【高配当株解説】LIXIL 逆張り投資家必見!?配当利回り5.6%/配当性向1,291%の高配当株!読み解く鍵は【EBITDA】
今回は、配当利回り5.6%と魅力的な水準になっているLIXILを解説します!
配当性向1,291%と超高配当性向になっている点には注意が必要です。
・会社概要
LIXILは、2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生。
社名は「リビング(Living)」と「ライフ(Life)」を組み合わせた造語で、住まいと暮らしの両面から人々の生活を豊かで快適にすることを目指しています。
同社は、水まわり製品や建材製品を中心に、多様な製品やサービスを提供しており、国内外で柔軟かつ積極的にビジネスを展開。
2024年3月期の売上収益は1兆4,832億円で、そのうち国内売上が9,752億円と半分以上を占めています。
海外売上も着実に伸びており、北米で1,853億円、アジアで1,648億円、ヨーロッパで1,461億円、その他地域で119億円を計上しています。
・事業内容
①ウォーターテクノロジー事業 トイレ、浴室、洗面台、キッチンなどの水まわり製品を展開。
使いやすさ、清潔さ、デザイン性を重視し、快適な生活空間の提供を目指しています。
②ハウジングテクノロジー事業 窓や玄関ドアなどの建材を手がけ、断熱性、遮音性、デザイン性など多面的な性能を追求。
快適で安心できる居住空間の実現に取り組んでいます。
・配当推移と株主還元意識
LIXILは、収益性の向上と財務体質の強化を図りながら、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。
配当方針は、当期の利益だけでなく、キャッシュフローや内部留保、財務状況などを総合的に判断して決定しています。
特に、配当と成長投資の両立を重視し、安定した配当を基本方針としています。
2025年3月期の年間配当は90円で、予想配当利回りは5.6%。
一部の年度では赤字を計上している年もありますが、一定水準の配当金を維持しており、景気や市場環境が変動しても減配せず、安定的な配当を継続しています。
・会社業績
2024年3月期 売上収益は前年と比べてわずかに減少し、利益面でも厳しい結果となりました。
特に、ウォーターテクノロジー事業の海外市場での販売減少や原材料費・人件費の高騰が影響し、事業利益が大幅に減少。
最終利益は赤字に転落しましたが、営業キャッシュフローは1,000億円を超える水準を維持しました。
2025年3月期 売上収益は前年より215億円増加し、事業利益も改善。
ウォーターテクノロジー事業が国内外で好調に推移し、特にヨーロッパや中東、インドでの販売が好調でした。
一方、ハウジングテクノロジー事業は新築市場の停滞により減収減益となりましたが、政府のリフォーム補助金制度などが支えとなり、当初計画を上回る水準で着地。
最終利益は20億円となり、黒字転換を果たしました。
・高配当株投資における注意点
LIXILは高配当株として注目されていますが、以下の点に注意が必要です。
利益水準の変動: 一部の年度で赤字を計上しており、利益水準が安定していない点に留意が必要です。
海外市場の影響: 海外市場での需要低迷やコスト上昇が業績に影響を与える可能性があります。
設備投資の負担: 生産設備などへの投資が大きく、減価償却費の負担が重くなっている点も考慮する必要があります。
・今後の成長性
2026年3月期の業績見通しでは、売上収益1兆5,400億円、事業利益350億円、最終利益80億円を見込んでおり、前期からの増収増益を目指しています。
国内ではリフォーム需要の伸びが収益を下支えし、海外ではヨーロッパ・中東・インドを中心に売上が改善傾向にあります。
構造改革の効果も本格化し、利益体質の改善が期待されています。
・まとめ
リクシルは、住宅設備機器の製造・販売を手がける国内大手企業であり、安定した配当政策とグローバルな事業展開が特徴です。
一方で、業績の変動や海外市場の影響など、投資に際しては注意が必要な点もあり、今後の成長性や財務体質の改善に注目しつつ、慎重な投資判断が求められます。